バカなりに理解したエネルギー管理士 熱の解説

エネルギー管理士熱分野の過去問を解説します。

平成28年度 課目Ⅲ 問題10-1~3,5~7),A~D)

平成28年

課目Ⅲ 問題10-1~3,5~7),A~D)について解説します。

問題文は、最小限の簡略化した

記載に留めますので、

参考書や過去問をご覧になりながら

解説を見ていただくことをお勧めします。

※過去問は以下のURL先から無料で
ダウンロードできます。

https://www.eccj.or.jp/mgr1/test_past/index.html

【問題10-1~3)】

1~3)ポリプロピレン(C3H6)を完全燃焼させた時の反応式を求める

・C3H6よりCが3つなので右辺は3CO2となる。よって(2)は3。

・C3H6よりHが6つなので右辺は3H2Oとなる。よって(3)は3。

・以上から右辺のO(酸素原子)の合計は9(3×2+3×1)となる。

よって(1)は9/2となり、4+1/2となる。

 

 

【問題10-A】

ポリプロピレン(C3H6)1kgを燃焼させるのに必要な理論酸素量

を求める

 

ポリプロピレン(C3H6)の分子量は12×3+1×6=42①

ポリプロピレン(C3H6)を燃焼させるのに必要な酸素の分子量は、

9/2O2=16×2×9/2⓶

・⓶÷①によりポリプロピレン(C3H6)1kgを燃焼させるのに

必要な理論酸素量が求められる。

 

【問題10-B】

・N2/O2(空気中の酸素:窒素の質量比)を求める

・(N2×0.79)/(O2×0.21)=(14×2×0.79)/(16×2×0.21)

=3.29

【問題10-C】

・理論空気量を求める

 

公式 MOo(理論酸素量)×(N2(分子量×0.79)/O2(分子量×0.21)+1)より

理論空気量が求められる。

 

【問題10-5~7】

・5~7)セルロース(C6H10O5)を完全燃焼させた時の反応式を求める

問題10-1~3)と同様にして右辺(6,7)を求め、その後左辺(5)を求める。

セルロース自体にO5が含まれていることに注意すること。

 

【問題10-D】

セルロース(C6H10O5)の理論酸素量を求める

 

・10-Aと同様にして理論酸素量が求められる。 

→6O2/C6H10O5=1.19kg

 

以上、
課目Ⅲ 問題10-1~3,5~7),A~D)の解説でした。