平成28年度 課目Ⅱ 問題5-A~E)
課目Ⅱ 問題5-A~E)について解説します。
問題文や図は、最小限の簡略化した
記載に留めますので、
参考書や過去問をご覧になりながら
解説を見ていただくことをお勧めします。
※過去問は以下のURL先から無料で
ダウンロードできます。
https://www.eccj.or.jp/mgr1/test_past/index.html
【問題5-A】
・乾き度Xbを求める
乾き度(X)は
公式、X=(sb-sb')/(sb''-sb')で求められます。
式に与えられた数値を代入すると答えが求められます。
この公式は、よく使うので暗記しましょう。
また、s(比エントロピー)以外にも、
h(比エンタルピー)、x(比容積)についても以下のように
同様の公式が使えるので、合わせて覚えましょう。
X=(hb-hb')/(hb''-hb')、X=(xb-xb')/(xb''-xb')
【問題5-B】
・hbを求める
エンタルピー(h)は
公式、h=h'+rXで求められます。(rは蒸発潜熱、Xは乾き度)
式に与えられた数値を代入すると答えが求められます。
【問題5-C】
・ランキンサイクルの熱効率をもとめる。
ランキンサイクルの熱効率ηは、(ha-hb)/(ha-hc)で求められます。
式に与えられた数値を代入すると答えが求められます。
【問題5-D】
・1kW・h発電するために必要な蒸気量を求める。
1kW・h÷発電に使った蒸気量で求められるので、
3600(1kW×3600秒)/(ha-hb)に与えられた値を代入すると
求められます。
【問題5-E】
・1kW・h発電するために必要な加熱量を求める。
加熱量は公式Q=m(h1-h2)より求められる。(mは質量)
よって1kW・h発電するために必要な加熱量は、
Q=(m(ha-hc))/3600で求められる。
以上、
課目Ⅱ 問題5-A~E)の解説でした。